怪しい怪談師たち : ぁみ君の下積み修業時代

今を時めく怪談界の大スター、渋谷怪談夜会の顔ありがとう「ぁみ」君にも下積み修業時代がありまして、

それは「父さん、母さん、私は今日も元気です～」というブログとして今でも残っておるので、それをじっくりと読ませていただいたのですが、

当時の「ぁみ君」は三浦半島駅前のボロアパートでの集団生活をしておりまして、ホテルやパチンコ屋の新装開店なんてチンケな営業に駆り出されて四苦八苦している若き「ぁみ君」の姿がそこに生き生きと描かれていたのですね。

それと新人ながらゴールデン持ったNSC同期のオリエンタルラジオへの妬みや嫉みも混ぜられたりと、人間臭さがたんまりと漂っていてワタクシメは思わず微笑んでしまったのですが、

しかしこの３年に及ぶブログを読み終えた後で、じつはワタクシメはある事に気が付いたのです。実はこの「ぁみ」君の遅まきの青春時代をつづったブログにはいくら目を凝らしても

霊のレの字も登場しないんですよ。

投稿は何百回にも及んでいて、そこには麻雀打ったとか川口オートにはまってるとか読書とか、同居仲間と行きつけの定食屋で食べてとか、つまんない事で溢れているのに

霊のレの字も登場しない。

当時の「ぁみ君」はダイノジ大谷って今でも時々心霊体験を語る先輩芸人と親しかったようで、大谷家にお呼ばれしたシーンでは「おっ！始まるな！」と期待したのに、大谷と奥さんと仲良く鍋を食べてるだけで、

霊のレの字も登場しないでオシマイでした。

それと「ぁみ」君が住んでた三浦半島駅あたりって海軍の拠点だったから、太平洋戦争中に米軍に重点爆撃されて大勢の人が死んでるのに、ところが日記では

霊のレの字も登場せずに

同居仲間とわいわい楽しくやってて「あ～あ明日も温泉ホテルで営業かあ」なんて叫んだ後はスヤスヤ寝てるんですね。

町を歩けばたちまち霊が現れ、霊に襲われ、霊と戦うバイオハザード、いやゴーストハザードの無敵の戦士「ぁみ君」は、この頃は霊感って１ミリたりとも無かったんですね。

せめて霊のレくらいは夢に現れてたんでしょうかね？

ああそれと、この「ぁみ君」の若き日のブログは全部コピーしておきましたから、定期的にパトロールして後から修正したのを確認したら、その部分を抽出してここにアップしていきますね。ぁみ君！これからももっと応援していきますよ！

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